新パンダごはんの窓

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横浜スケッチ会に行ったものの(>_<)

もう10月になってしまった。ある事情でブログの更新が遅れてしまっている。
遅れてしまっている分、人の出会いに恵まれている。人生を楽しむことに前向きな人に出会うと、私も嬉しくなって元気になれるからありがたいことだ。
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9月の最後の日、横浜山手で鈴木新スケッチ教室のスケッチ会が行われ参加した。
午前中に描いた絵がこれ。えのき亭という洋館のレストラン。
残念ながらデジカメを忘れてしまい今回はその時の記事が書けない。それに午前中はまだ良かったのだが、午後のスケッチ場所が公園の水場が多いとこだったせいか、メチャメチャ蚊が多くて集中力に欠けた絵になってしまった。香取線香が必要だと痛感した。
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最近鈴木先生のスケッチ教室で描いた絵。先生が行かれたフランス・コートダジュール地方のカンヌの写真と先生のスケッチをお手本に、2時間で描いたものだが、気に入っている。



鈴木先生がお使いの道具について・・(この質問が一番多いそうだ)
鉛筆・FABER CASTELL シャープペンシル 芯は0,5 0,3
絵の具・WINSOR&NEWTON の水彩絵の具で、持ち歩き用は21色。
筆・先生の愛用はラファエロの12号丸筆、8404と8408(コリンスキーという動物の毛)フランス製。1本28,000円。
  国産でコリンスキーというのがあって6~7000円ほどで買える。私も使っているが、一回絵の具をつけると沢山塗れて持ちが良い。使うと数段上手くなったような気がする。
  初心者はアルテージュのキムロンプロ(ナイロン)の10号丸筆、1200円が良いそうです。
紙・アルシュの細目(300g)・極細。値段高いがボケが良い。癖は鉛筆が消えにくいし、色も取れにくい。
  Montval Canson(モンバル・キャンソン)これは私もよく使っている。
先ずはデッサン
①目線が大事。先生はたいがい立って描くが、目線の高さには人の頭があって手前でも遠くでも変わらない。車の屋根がちょっと下くらい。
屋根の角度・窓の角度に注意。透視図法に沿って消失点に向って主な線の角度を決める。
②良く見る。固定概念をはずす。車・船・自転車なども最初に曲線で描かず四角を基本にして描くと描きやすい。
人を景色に入れて描けると絵が良くなる。苦手だと避けてしまうと何も描けなくなる。苦手を克服しよう。
1日1枚描こう。毎日描くと、鉛筆の先に神経が行き届くようになる。
③瞬間の印象をスケッチする。6号までの絵は現場で描く。家で手を加えない。
写真を見てスケッチすると、細かなところまで描きすぎる。
④ペンばかりだとペン中毒になるので注意。大きい絵で練習。消しゴムは使わない。(練り消しを使うと色が乗りにくい場合がある)
薄い線で。明るいところはそのままで、暗いところにもっと重ねる。
⑤真っ直ぐな線を引く時は、小指の爪を紙に当てながらゆっくり引くと良い。紙の縁に指を当て平行に引くのも良い。
鉛筆は長めに持つ。窓枠などのガイドラインが残っているほうが、揃って見える。線は邪魔にならない。
彩色
色は白く塗り残すところを考えておく。(明るいところ・屋根の一部など)白い絵の具は使わない。
影や暗いところを塗っておくと、全体が早く見えて失敗が少ない。
しかし明るい美しい色は早めに塗った方が色が濁らない。
影以外の所は最初から濃く塗らない。塗った絵の具が乾かないうちに別の色を重ねるとぼかしの効果がある。ただし、乾きかけの時に重ねると白く剥げたり、汚くなる。乾いた後なら色を重ねられる。
空を塗る場合は横に塗る。はみ出てもティッシュで直ぐに取れば、絵の具は取れる。
混色について・・
絵の具をそのまま使わずに混色する方が深みがある色ができる。その理由は、顔料が混在し、比重の違いにによって分離するから。
ただし混ぜ過ぎると彩色が落ちる。3色までにしたい。
ブルーには、セルリアン・ブルー(白っぽい)、ウルトラマリン・ディープ(濃い)、コバルト・ブルーなどがある。
赤は、オペラが綺麗。
黄はレモンイエロー
この3色が混色にお勧め。印刷ではC(セルリアンブルー)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(黒)の4色のインクが使われる。
色のサンプルを作ると良い。
絵の具を混色する時は多めに作る。後から同じ色がなかなか作れない。
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この混色はレモンイエローに右に行くほどオペラを多く混ぜていったもの。(フランスやイタリアの明るい壁の色)それにブルーを少し足すとレンガ色になる。
大切なこと
何を一番描きたいか、主役・脇役・その他大勢という具合でメリハリをつける。近景・中景・遠景の変化があると奥行きを感じる絵になる。
6号くらいでだいたい2時間くらいで描けるようにしたい。最後の20分は反省や見直しの時間。
by pandagohan | 2006-10-06 01:16 | スケッチ会