新パンダごはんの窓

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2007年元日は「港七福神めぐり」

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パンダごはん家ではかれこれ20年前より元日恒例行事「七福神巡り」があります。
これまで谷中・浅草・深川・日本橋・目黒・下谷・新宿など東京の元日を歩いてきました。
今回の「港七福神めぐり」のコースは初めてで、ここを知ったのは小田急生活情報誌「CUE!」というのに載っていたからです。
載っていたからにはさぞ混んでいるかしらと思っていましたが、意外とそんなことはありませんでした。
出掛ける前にまずお屠蘇とおせちとお雑煮で新年を祝い、早々と届いた年賀状をチェックして出掛けたのは12時半でした。
近所の六所神社に行くと何と長い行列。初詣は帰ってからにしました。

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先ず地下鉄日比谷線「神谷町駅」で降り徒歩10分の「熊野神社」に行きました。ここに着いた時は1時半になっていました。
赤い七福神の幟があるので直ぐに分かりました。お参りして社務所の神主さんにご朱印用色紙はありますかと聞くと、1箇所300円でご朱印を押していく紙と、地図を下さいました。
途中休憩して歩いても3時間で廻れると言うので歩くことにしました。

この港区を巡る七福神コースは芝公園から麻布十番を通って元麻布、六本木を通ります。
東京タワーや六本木ヒルズ、変わった形の元麻布ヒルズというマンションなどの建築ウォッチングも楽しいし、また高台には大使館が多く、中国大使館の周りは特に警察官が多くいました。
そんな近代的な町でも神社やお寺の所はすっぽりと空間が空いていて江戸の空気が漂っていました。
普通は七福神なので七社なのですが、ここだけはもう一つ宝船もあるので八社あります。

麻布十番から大黒坂を登った所の大法寺は日蓮宗のお寺ですが、本堂に上がって大黒天を拝観すると、住職さんが大黒様の説明をして下さいました。
七福神は元々お釈迦様を守る神様。だから古い七福神の像は帷子を付けているそうです。
このお寺に伝わる「三神具足大黒尊天」はお顔は弁天さま、手には打ち出の小槌、お体は毘沙門天でした。それだけご利益が多く、昔はこのお像を持って地方に廻られたそうです。
またここではお寺の娘さんやお婆様がお客を接待してくれ、お茶とお菓子を出してくれていました。丁度疲れていた時なので、一服のお茶は元気が出て心も温まる思いがしました。

最後に行った久国神社は六本木交差点から国道246沿いを赤坂方向に下って500メートル位の所にあります。
一本道を入ると「大使館」という名の韓国料理店と韓国人気俳優のリュ・シヨンの店がありました。
たぶん普段はおばさま方が多く集まるのでしょう。
久国神社は特に広く空間が空いていてここが六本木?と思うほどのんびりとした空気が広がっていました。
地図を見ると隣はアメリカ大使館の敷地でした。
ここが最終地点。神主さんに最後のご朱印を押していただき、「立春大吉日」というお札をいただきました。高い所に貼って下さいといわれ、今家の居間の壁に貼ってあります。
時間は4時半で、途中食事をしても丁度3時間で歩けました。
帰りは南北線の「六本木1丁目駅」から地下鉄に乗り家路に着きました。

国際都市東京の最先端の建物の下にはちゃんと江戸情緒が残っていて、これが東京の文化なのだとしみじみ感じた七福神めぐりでした。また東京が好きになりました。

このコースは中々に面白くお勧めのコースです。一度お出かけになってみませんか?

写真は、ここをクリックしてスライドショーでご覧ください。→ 港七福神めぐりアルバム
by pandagohan | 2007-01-06 18:08 | お出かけ