新パンダごはんの窓

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北烏山~寺町~久我山~三茶まで

アカデミア「寺町探訪・烏山川ハイキング」に向けて資料作りに勤しむ?毎日です。
先日11月14日に、今回の講師を務める経堂在住の酔考さんと、再度寺町散策に出かけました。
まず、世田谷区烏山総合支所で「烏山寺町ぶらり散策マップ」を参加者に配れるよう30部確保して、世田谷区の資料図書展示に目をやると、昭和30年頃の写真集に古い地図。
酔考さんにとっては小学生のころに見た風景が脳裏に浮かんできたようです。

先日はバスで烏山寺町に行きましたが、今回は広範囲に歩いていきました。
総合支所を出ると、こんもりと木が多いお屋敷の入り口に「北烏山9丁目屋敷林」とありました。
ここはトラスト協会に参加していて、時間により開放されています。
中に入って行くと「下山千歳白菜発祥の地」という碑がありました。
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ここは下山さんという方のお屋敷です。
実際に住まわれている下山さんの母屋の庭先を通って、旧母屋と蔵の横に順路とありました。
この時間は午後3時過ぎで、もう日が傾いて西日の木漏れ日が秋の木々を一層うつくしく見せています。
ぐっるっと回って行くと、母屋の裏手に出ました。
ここに農機具などを収める古い倉庫があって、傍には手押し式のポンプ井戸がありました。
昔、子供の頃に見た懐かしい風景です。
ここだけ昭和にタイムスリップしてしまったかのようです。

倉庫の前に何か見慣れない機械がありました。歯車があり出口のようなものが2個付いています。
倉庫の横には、ビニールハウスがありトマトが作られていました。
裏手は1000坪くらいありそうな広い畑があり、丁度下山さんのご主人がサトイモ畑から一輪車を押して出てらっしゃいました。
機械について聞くと、「縄なえ機」ですとのこと。昔水田があり、わらで縄を作ったそうです。
一輪車に載っていたのは八つ頭です。この葉っぱの茎は芋茎(ずいき)と言って食べられますと、教えてくださいました。

久しぶりに農家の畑でのんびりとした気分でした。
先があるので、ご主人に寺町の近道を教えて頂き先を急ぐことにしました。

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寺町に入る前には「西沢つつじ園」のつつじの中を通って行き、気になっていた寺々の有名な方のお墓を尋ね歩き、弁天池がある「高源院」に辿り着いたのは午後4時過ぎでした。
弁天池は昔、鴨池と言っていました。鴨が泳ぐ弁天池を後に、今度は上流にある玉川上水からの水の取り入れ口は無いか探索して歩きましたが、時間も無く見つけられませんでした。
玉川上水の流れは以外に清らかに見えました。上流は羽村まで繋がっています。
下流は中央高速沿いに流れ、幾筋もの川に合流して海に流れていくのでしょう。

ここから井の頭線の久我山まで歩いていきました。久我山駅の横には神田川が流れていました。
上流は井の頭公園の池にも繋がっています。
ここまで約13000歩歩きました。



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井の頭線~京王線~世田谷線を乗り継いで、行った先は三件茶屋の「臥龍」でした。
中々行けなくて暫らくぶりに行った「臥龍」では、酔考さんとカウンターでメンマ・オイルサーデン・金平ゴボウ・イベリコ豚のサラミ・写真のチャーシューと九条ねぎ炒めを摘みに焼酎をいただきました。
「臥龍」は開店して1年経ちました。店主Tさんは昔ラガーマンという体育会系のがっしりした体で、渾身でラーメンを作る姿はとってもカッコ良く見えます。
軍鶏白濁麺、益々美味しくなりました。(#^.^#)
by pandagohan | 2007-11-18 13:44 | お出かけ