新パンダごはんの窓

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カテゴリ:歌舞伎( 4 )

壽 初春大歌舞伎

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1月8日に歌舞伎座の新春大歌舞伎の夜の部を見てきた。
豪華な人気役者揃いでことのほか華やかな舞台だった。

「金閣寺」では幸四郎と吉右衛門の競演という兄弟でありながら最近まであまり無かった顔合わせ。下世話には仲が悪いのではなどと噂されるほどだったので、同じ舞台での顔合わせは珍しい。
その舞台には玉三郎の雪姫がまたため息の出る美しさで観客を魅了していた。

「鏡獅子」の舞踏は、女小姓 弥生が江戸城大奥の鏡曳きの日に、将軍の前で舞を舞う。獅子頭を手に取るとその獅子の魂が弥生に乗り移り・・後半は獅子に変身して舞う。
勘三郎の踊りは可憐な美しい弥生を30分踊りきり、獅子に変身しての勇壮な舞にも息が切れることなく最後まで見事な舞をみせた。あれだけグルグルと長い髪を回した後でも最後の幕が下りる数分間片足立ちで微動だにしないのだから、凄いと思った。

私はあるご贔屓さんとのご縁があって、もう十数年歌舞伎座の夜の部のチケットを送って頂き、年に10回以上は見ている。
かといって歌舞伎通とまで言うほどの知識も無くはなはだ申し訳ないことだが、良いものを見ると目だけは肥えてしまっている。
歌舞伎は役者だけでなく、衣装・大道具・小道具・お囃子・謡・お付の後見・黒子などが一糸乱れず一つの舞台を作る総合芸術なのです。
この夢のような舞台を公演し続ける歌舞伎の世界は、日本の誇れる伝統芸能演劇文化なのです。

今回ご一緒した10代のお嬢さんは歌舞伎座の雰囲気がとても好きだと言っていました。
小振袖の晴れ着がとても似合っていて可愛かったですよ。
休憩時間にロビーの鏡餅の前で写真を撮らせていただきました。

歌舞伎座は1年後に改築になり、公演は別の劇場を借りて行うそうです。
完成は着工から2年後だそうです。

More・・シネマ歌舞伎「京鹿子娘二人道成寺」のお知らせ
by pandagohan | 2007-01-12 00:10 | 歌舞伎

五月の歌舞伎座は團菊祭

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今月の歌舞伎座夜の部を4日と7日の2回見てきました。今日7日の回は招待券を4日に頂いたので久しぶりに娘と行きました。
今月は何と言っても団十郎が白血病を克服して初めて出演するのですが、それは昼の部の「ういろう売り」にだけ。
夜の部の話題はあの武蔵をやった海老蔵が「藤娘」を踊ることです。
それと美しい菊の助が「保名」を初めて踊ることです。
「保名」はいいなずけを亡くして狂乱している男性の舞踏で、普通立ち役の男役が踊り、女形では玉三郎くらいしか踊っていません。
菊の助は最近女形の役が多いのでつい女形に決め付けていましたが、お父さんの菊五郎は両方をやっていました。でもかなりレベルが高い踊りに挑戦したことには違いありません。
男装の麗人のような美しい「保名」でした。美形は何をやってもいいですね。
海老蔵の「藤娘」はびっくりでした。お客も湧いていました。
ちょっと大柄な美しくて色っぽい藤娘。今後海老蔵が女形の踊りを踊るかは分かりませんが、たぶん団十郎では立ち役専門の家系だと思いますのでこれは大変に珍しい事だと思います。

More・・中の風景
by pandagohan | 2006-05-07 23:58 | 歌舞伎

京鹿子娘二人道成寺

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今日、歌舞伎座夜の部を観劇してきました。二月の注目は、東西随一の美貌と踊りの名手、玉三郎と若手ながら踊りと美しさに磨きがかかった菊之助の競演「京鹿子娘二人道成寺」である.
道成寺は安珍・清姫のお話を元に、清姫の亡霊である白拍子花子が道成寺の鐘の怨念となって現れるお話。静寂・華麗・執念と見ごたえがある踊り。普通は一人で踊るのだが、これを二人の花子が現れ踊るのだからたまらない。鏡のようにまた陰陽のようでもあり、姉妹のようでもあり、ライバルにもなる。まさに華麗で究極の美しい舞台だった。

玉三郎と菊之助がこの舞踊で競演するのは2年前の1月が初演であったが、幸せにもその舞台を見ているが、その時の感動と興奮は今でも忘れない。
特に鐘楼に登った最後の場面の玉三郎の凄さ・・の表情は目に焼きついている。
今回も玉三郎の表情に注目した。美しい~~~!!踊りきった何ともいえない「昇華」の美しさであった。またまた目に焼き付けてしまった。
by pandagohan | 2006-02-04 23:46 | 歌舞伎

名舞踏だった・・玉三郎さんの「清姫」

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10月の歌舞伎座、夜の部の観劇に行ってきました。今回の見ものはともかく「玉さま」の日高川入相花王の清姫。歌舞伎では人形ぶりで踊るそう、玉さまの人形ぶりは初めて見ました。
文楽の人形そのままの表情と動きを作り手先は動かず、足元は見せない工夫。人形使いの太夫はこれまた美しい菊之助さん。
期待通り、いやそれ以上の舞踏でした。これは見ないと分からない言葉に表現できない舞踏です。しいて言えば「昇華」でしょうか。
坂東玉三郎はだれもが知っている名舞踏家・歌舞伎役者です。それに女形の中でも特に美しいのはどなたもご存知。歌舞伎役者と言うのは、昼の公演でも主役(加賀美山の尾上)を勤め、夜の部でこれだけの踊りを24日間勤める。人間技とは思えない。
by pandagohan | 2005-10-05 09:39 | 歌舞伎