新パンダごはんの窓

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一葉の面影を尋ねて、本郷一人ぶらりスケッチ散歩 ①

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本郷あたりでスケッチ会をしましょうというお話と、偶然図書館で手にした「樋口一葉と歩く 明治・東京」の本が面白くて先週土曜日に出掛けました。
この本郷コースの道順で都営地下鉄大江戸線の「本郷3丁目駅」で降りれば、東京大学に面した春日通りの交差点です。
ここには江戸時代から「本郷もかねやすまでは、江戸のうち」と川柳で読まれた「かねやす」がある。しかし店は休みだったので中は見られなかった。
反対側には和菓子の「本郷三原堂」があり、ガイドブックに「大学最中」というのがあったので買ってみた。(なかなかに美味しい最中だった。)
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東大の赤門は江戸時代の文政10年(1827)加賀藩上屋敷だった時に、前田家に徳川家の姫がお興し入りする時に造られた物。
その道を隔てた反対側に「法真寺」がある。明治9年(1876)から5年間樋口一家住んだ家が東隣にあった。一葉(本名・奈津。夏子と自署する時もあった)が4歳~9歳の頃の豊かな少女時代を過ごした所。
一葉は子どもの頃に過ごした家を「桜木の宿」として、ここの山桜と観音さまのことを書いている。この山桜は二代目だそうだ。
ここの入り口で1時間ほどスケッチしました。左手奥のあたりに家があったそうです。
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家を出たのが11時だったので、スケッチしていたらもう1時半です。お昼がすっかり遅くなりました。
本に載っていたお店が金魚を売る店で食事も出来るというので行ってみました。
大通りから脇道を入るとすぐに「金魚」の幟が見え思っていたより近いところでした。
入り口横の釣堀で子ども達が金魚釣りに興じています。金魚を見るのは後にして、まず「金魚坂」というレストランに入りました。
中は階段状になっていて下にテーブル席がいくつかあります。
私は一人だったので、中2階のカウンター席に座って「煮魚定食」を頼みました。他には、焼き魚・さしみ定食、黒カレーがあります。定食は飲み物が付いて1500円です。
目の前で珈琲を入れてくれている、お店のマスターのような方にちょっと変な質問してしまいました。「東大前の落第横丁って、何でそんな名前ですか?」「知りません・・・」
本にはこの店は創業300年の金魚問屋。金魚は加賀藩主のお毒見に、とありました。
「昔はもっと東大の近くにお店があった」と教えてくれました。
ここは最近テレビでも紹介されていて、お昼時は混むそうです。でも2階には30名が入れる部屋があって電話で予約も出来るそうです。

食事した後にお店の外に出て奥に進むと、何と沢山の生簀に何種類もの金魚がいっぱい泳いでいます。けっこうお客さんも来ていました。
お祭りの金魚すくい以外でこんなに沢山の金魚を見るのは初めてです。
家には「わらび」が居るので金魚は飼えませんが、赤いのや黒いのがスイスイ泳ぐのは見ていても気持ちが良いものです。

上の写真の金魚坂の看板の先は菊坂の通りに出ます。
by pandagohan | 2006-09-10 23:04 | スケッチ会