新パンダごはんの窓

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群馬県館林「お酒&タヌキ」バスツアー

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11月18日は晴天にも恵まれ、待ちに待った館林「龍神酒造」の蔵元見学と分福茶釜の狸伝説で有名な「茂林寺」を拝観するバスツアーでした。
このバスツアーは私もスタッフをしている赤堤生涯学習センター「アカデミア」サラリーマン文化芸術振興会との合同で主催するものです。
朝早く7時半に世田谷区赤堤を出発して渋谷組の参加者と合流。渋谷には8時15分に出発して首都高速に乗りました。
行きのバスの中では参加者自己紹介タイムとお酒に関するクイズがありました。
参加者というのは、特技・芸能に優れた達人集団の通称「サラ文」の会員と友人関係、赤堤のセンター関係や周辺に住む人々、朝日屋酒店関係の利き酒会に参加してこのツアーに参加した人の総勢29名でした。

交通渋滞などは無くあまりにも順調に館林に着いたので、時間調整のため館林の中心地にあるつつじヶ岡公園一帯を車中から見学しました。バスガイドさんの説明でつつじの咲いている時期は30万人も訪れる館林の城下町の歴史を勉強しました。

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龍神酒造に着くと、先ず今が日本酒の仕込み時期なので日本酒造りの第一段階の手で米を洗って水を吸わせる作業風景を見せていただきました。
この時期は蔵元は大変に忙しい時期で酒蔵見学をするのは作業の邪魔になりはしないかと思っておりましたが、特別な計らいで作業の時間調整をしていただき秒単位の難しい行程を見せていただいたことは、思いがけないありがたいことでした。
堀越杜氏さんのご案内で外側から仕込みタンクも見せていただき、隣のビール醸造蔵は遠藤杜氏さんに説明を受けながらご案内いただきました。
母屋の立派なお座敷に通され、ここで今回のバスツアーのメインとする龍神酒造17代目当主・毛塚茂平治社長さんのお話です。
前回下見のために訪れた時もここで社長さんとお会いしてお話を聞く事ができましたが、29名の人々を前にして、分かりやすく日本酒つくりの蔵元のこだわりのお話・良いお酒を造るための努力・地ビールのこと等ををお話くださいました。
聴衆を飽きさせない社長さんのお話の上手さは時間が経つのを忘れさせる魅力を感じます。このお話を聞くだけでバスツアーを企画した甲斐がありました。

社長さんのお話は一旦お休みにして参加者のお楽しみの利き酒に移り、瓶囲い本生(無濾過・無加水)純米吟醸「尾瀬の雪解け」の日本酒と蔵元の麹を使って漬けた帆立とイカの摘みが出されました。これは最初から直球勝負です。参加者の心をガッっと捉えてしまいました。
もう利き酒というより近くに座った人とお話しながら和気あいあいと楽しい時間でした。
社長さん堀越杜氏さんを囲み、質問があると社長さんが説明するなどで会は進みました。利き酒はその他に別の日本酒と梅酒「花山」を飲み、その後表のお店の方に移動して地ビールの試飲を行い大盛況。お店ですのでお土産に買いたい方は買い物をしました。

お昼はバスで移動して、館林うどん「本丸」でおびき御膳(天ぷら&うどん)と特別注文のなまずの天ぷらをいただきながら、阿波山田錦「龍神」を利き酒しました。
堀越杜氏さんにはお仕事の忙しいなか、館林うどんと茂林寺までご一緒していただき皆さんとよい交流ができました。

今回のバスツアーは参加費7000円の安さで設定したしたために費用が厳しく、龍神酒造での利き酒と「館林うどん 本丸」での利き酒をしたお酒、バスの中で宴会したお酒などは、龍神酒造さんの計らいで全て提供されました。
龍神酒造の毛塚社長さん、蔵元の皆様に歓迎されて楽しい蔵元見学ができました。
皆様ありがとうございました。


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分福茶釜がある「青龍山茂林寺」以前訪れた時とはまた違って、しっとりと秋の彩りに包まれて色濃くなっていました。
サラ分のYさんがここの山門の下で、自作の紙芝居「分福茶釜」のお話をユーモアたっぷりにお話してくれました。
昔懐かしい紙芝居を狸に縁のこのお寺の境内で見せていただけたのは、素晴らしいことでした。一般の参拝者も突然の紙芝居に見入って、拍手喝さい。何やら回りの狸達も見ていたように思えました。まさにここは狸のお寺なのだな~。

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寺に伝わる「分福茶釜」を拝観しました。千人の人の接待の湯を沸かしても湯が尽きなかったという茶釜は八つの功徳があるという。お寺の裏庭の景色は美しく、良い気が溢れていたように感じました。これも功徳でしょうか。

茂林寺では1時間ほど楽しみ、予定より早めに出発できました。
帰りのバスではNHKで放送された「赤堤のタヌキ」のビデオを見ながら、後ろの方では酒盛りが始まりました。バスは渋滞に合うことも無く順調に東京に入り、用意されていた歌詞カードを生かすために慌てて歌を皆さんで歌いました。
渋谷には4時半に着き、最終地点の世田谷の朝日屋酒店には渋滞があったので5時半頃になってしまいました。
このまま楽しさを引きずって10人ほどの参加者とサラ分のNさんのお宅で二次会があり、長~い楽しい一日でした。
皆様お疲れさまでした。
by pandagohan | 2006-11-22 10:19 | お出かけ