新パンダごはんの窓

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水戸「偕楽園」と大洗あんこう鍋の旅

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茨城県水戸駅には上野から特急スーパーひたちに乗り1時間15分で着いた。
2月4日の日曜日。メンバーはスケッチの仲間5人とS先生ご夫妻。
水戸駅からの足は8人乗りのレンタカーを借りた。
運転して下さったrabbitjumpさんがこの日のことを既に「rabbtjumpの草原」で記事にして下さっているのでクリックしてご覧ください。


このところの暖かさで偕楽園の梅が見頃かと期待していたが、咲いている木もあったがほとんど蕾だった。
この偕楽園の梅は3000本あるというので満開になるとピンク色の海のような景色になるそうな。
でも梅林の道をゆったり歩くと暖かな日差しに心も和み小鳥のさえずりが美しい音楽を奏でているようだった。

偕楽園は水戸家9代藩主徳川斉昭(烈公1800~1860)が天保13年に自ら造園計画の構想を練り、創設したもの。
「好文亭」は特に自ら設計したという。残念ながら昭和20年に戦火により焼失し、現在の建物は昭和30年に3年の月日をかけて復元されたもの。
その好文亭の中を見学すると、部屋ごとに竹の間には竹の、梅の間には梅の美しい絵画の襖絵がそれはそれは見事で、日本画の美術館と言ってよいほどだった。
見晴らしの良い三階の「楽寿楼」からの眺めは、「千波湖」(せんばこ)が光輝き桜川が流れくだりさながら桃源郷のようだ。
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偕楽園は梅で有名なところだと名前は知っていたが、「好文亭」の烈公の意匠に日本の美しさと心を学んだ気がした。

その日の写真をフォトアルバム・スライドショーにしました。欲張って58枚もありますのでお時間がありましたらご覧ください。
     クリックしてください→ 「茨城県水戸偕楽園と大洗あんこう鍋ツアー」


実はこの旅は私の食いしん坊から発した企画ものなので、「偕楽園」はついでのつもりだったのだ。初っ端から良い思いをしてしまった。
その目当てにしていたのは、大洗のあんこう鍋なのでした。




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水戸から車で約30分、大洗海岸側の松林の中に目当ての大洗「山口楼」がありました。
この店は老舗旅館でもありますが、あんこう鍋が美味しいと噂を聞きつけてやってきました。
私はあんこう鍋を食べるのは初めて。あん肝はちょっとは食べたことはありますが、そう美味しいとは思っていませんでした。
電話で事前に料理の相談をして鍋は2種類、あんこう料理もお任せで見繕って出してもらいました。
先ずは、「あんこうの煮こごり」「あん肝のテリーヌ」1種目にあん肝と味噌を合わせただし汁の「漁師鍋」。途中に「あん肝ステーキ」「あんこうの唐揚げ」。2種目の「醤油仕立てのあんこう鍋」にその汁で作った「おじや」でした。
あんこうは皮のところがプルプルと弾力があり気に入りました。臭みは全然ありません。
この店は仲居さんが鍋奉行を勤めてくれるので大勢でもちゃんと取り分けてくれます。
あんこうは見た目はグロテスクであまり大きい塊だと気味が悪い方もいるかもしれませんが、ここでは小さめに切ってありますので初心者向きかもしれません。
ここで初めて食べたので、次回はもっと豪快に切った鮟鱇を食べてみたくなりました。

鮟鱇料理に満足して美味しいお酒もいただき、ほろ酔い気分でお店の側にある「大洗磯前神社」を参拝しました。
ほんのちょっとの間にスケッチをしている方がいました。あぁこれは一応スケッチ会でもあったのだー?
那珂湊漁港に向かう途中の大洗海岸でなんとか私もスケッチの真似事をして道具を持参したことを証明したのでした。


大洗あんこう鍋の情報は「美味しい時間」「アンコウはウマイねぇ~1日目」「アンコウはウマイねぇ~2日目」を参考にさせていただきました。
by pandagohan | 2007-02-11 00:17 | お出かけ